inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

久々に文章で泣きそうになった

 私、そんなに涙腺緩くないはずなんです。今まで映像や劇なんかで泣いたことなどほとんどないんで。でも本気で泣きそうになりました。

 私がこのブログを始めたきっかけはかなり前に投稿した通り、高校の時の国語の先生がブログをやっていたから触発されて、というものです。当然ながら、その先生のブログをほぼ毎日チェックしているわけなんですけど、昨日の投稿は本当にすごいものでした。

 コロナ禍が始まってから昨年春までの部活動のことが綴られているんです。私はその部活動とは一切関わっていませんでしたから、その先生の顧問としての姿を知っているわけでもなく、ましてや自分のこととして捉えることもできないんですがね。

 まず、臨場感が半端じゃないんです。登場する人間はその先生以外知らない人ですから、顔や声などは知らないはずなんです。それでも鉤括弧の中の言葉が耳に響くんです。まるでその場にいて同じ景色を見て同じ空気を吸っていたかのような感覚になりました。

 しかも、文章の中で大切な部分に多くの文字数を費やすという当然とも思えることが完璧にできている文章なんです。流石は高校の国語教師というのは失礼でしょうか。伊達に志望理由書や送辞答辞、読書感想文なんかの推敲をしているわけではないということですね。

 あと、感情の起伏が非常によく伝わってくるんです。数年間のできごとを数分で体験するというのは恐ろしいものですね。混乱したり歓喜したり怒られたり。感情を揺さぶられるというのはこういうことかと思い知らされました。

 正直、めちゃくちゃ感動するという内容ではないように思うんです。体験したことを綴っているものですから、言ってしまえば徒然草みたいなもんですよ。でもなんか2時間超えの超大作の映画を見たような感覚になりましてね。それも感動モノの。本気で泣きそうになりました。本当にドラマ化すればいいのに、と本気で思いました。

 実は先日、離任式の日に高校に行ってきました。卒業してから3年になりますが、私を知っている先生は結構残っていたので、いろんな先生と話そうと思いましてね。そのときに、このブログをやっている国語の先生とも話せたんです。担任をしてもらったわけでもなかったので忘れられてるかなぁと思いつつ声を掛けたら、なんと覚えてくれていたんです。名前を除いてね。おそらくもう数年で教育の現場からは離れる先生ですが、とてもいい先生であることは間違いありません。

 まぁこのブログのことはおそらく知らないでしょうし、リンクの許可ももらっていないので、今日は感想を書くだけにとどめておきます。ではまた。


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