inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

卒業検定3 ~中型免許への道18~

 昨日までの投稿で、検定が終わるところまでは書きましたね。今日は自動車学校に帰ってからの私の心情、過ごし方と結果を書きます。

 自動車学校についてからはしばらく待機の時間でした。というのも、私より後に自動車学校に帰ってきた普通車や、場内で検定をしているけん引がいましたからね。それらが終わって結果がまとまり、卒業証明書やなんかが揃うまでは合格発表はされないのです。

 その間私は、一人で大反省会をしていました。周囲はスマホを見つめている人がほとんどでしたが、私は床の一点を見つめて悲惨な顔をしていました。というのも、減点超過などで止められたわけではないにしても、不合格になっている可能性があるのです。補助ブレーキを踏まれなかったというだけで、歩行者妨害をしたことに変わりはありませんからね。他の点で減点されなかった保証はどこにもないので、合格かどうかわからなかったのです。

 しかも、大きなミスをした後なので、合格しても不安が残る状態でした。いっそ不合格にしてもらって、お金を払って見てもらう方がいいんじゃないかとさえ思っていました。自動車を運転することは、一瞬間違えば人の命に直結する危険を孕んでいることです。こんな運転で自動車学校を卒業してもいいんだろうかと悶々としていました。

 どのくらい時間が経ったか忘れましたが、私の検定をした指導員がいつのまにやら教習を終えて戻ってきました。そこで声をかけられて話をしたんですが、「教習所で上手い人でも免許取ってから事故する人はなんぼでもおる。結局は運転する人によるんだよ。だからとにかく安全に運転しなさい。一か八かの賭けはしないことよ。普段の生活でも上手くいくことの方が少ないでしょ。迷ったら動かない。これをよく覚えておいてね。」と言われました。すごく説得力のある言葉だなぁと。何年も指導員として働いてきた人の言葉は重みがありました。

 それでも、「免許を取った後のことが不安だ」とか言ってみたんです。言いたいことを言えるタイミングはもう少ないぞと思ったんですね。そしたら、「路上教習も練習ではないやん。路上に出とるのに。」と言われ、そういえばたしかに、場内で練習をして仮免許をとって路上に出たなぁと。なるほどこれは一理あると納得しました。そしてさらに、「あんな運転で合格して本当にいいのかどうか自信が持てない」というと、「あぁ、じゃ書き直して来ようか。」……それは言ったらダメでしょォ!先に言うなよ!

 少しうれしかったのは事実です。でもやはり不安です。ただひとついえるのは、人を轢き殺す前に危険に気づけてよかったということですね。

 そのあとはいつも通り。合格発表があり卒業式で免許申請の話があり解散となりました。担当してくれた指導員、半年間お世話になった事務の人、大特・牽引の教習だけでなく2回の検定でお世話になった先生に深くお礼を申し上げて、8月から数えて約半年間も通い続けた自動車学校を卒業いたしました。


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