inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

第一回けん引免許卒業検定の結果2 ~大型特殊・牽引免許への道17~

~~~前回の続き~~~

 S字を出るタイミングでもう諦めはついていたんです。しかし検定中止と言われないんですよ。つまりまだ明らかな減点超過ではないんですよね。この後も続けてみて、だめならその時に言われるだろうと覚悟を決めてやり続けましたよ。

 S字のあとは信号交差点の直進、信号のない交差点の右折、一時停止の丁字路の左折、見通しの悪い交差点の左折、踏切、指示速度の順でした。ちょうど教習が終わる前のタイミングだったので、場内に教習車が集まる時間だったんですね。一時停止の丁字路の左折のときに、奥の交差点からほぼ同時に出てきた車がいたんです。優先妨害を取られたかなとか思っていたら左後輪が脱輪しそうになっており、慌ててハンドルを戻しました。おそらくふらつきで減点されたんですが、そこでも中止は言い渡されず。正直、「まだなんかい」と思っていました。踏切を超えて指示速度の前に交差点を右折するんですが、そこで優先車の指導員が譲ってくれていました。検定員に確認をして進みましたので、これは妨害ではなく減点はされないはずと思いながら指示速度の区間まで進みました。指示速度以降は何の問題もなく、発着点への停車も問題なく済ませました。なんだかんだと思いながら、結局最後まで行ってしまったんですね。

 そのあとはもう一人のほうの検定で、まったく同じコースを走ったんですが、さすが大型に普段から乗っているだけあって、交差点の進行や速度の調節が上手でした。また、方向変換も左前が危うかったですがすんなりとできていましたし、S字に至ってはスムーズに通行できていましたのでこれは合格だろうとすぐわかりました。

 検定終了後は発表までまたしばらく待たされましてね。周りを見たら普通車の検定を終えた学生たちが死んだ顔してスマホをいじっているわけですよ。その横で我々ふたりは傷の舐め合いをしていましてね。もうずっと喋っていました。黙っていたら絶望に襲われそうでね。怖かったんです。

 発表があったのは1時間と少し経ってからだったように思います。そのころには朝から何も口にしていないのを忘れるくらい緊張していて、本当に内臓が壊れたかと思いました。発表はモニターに番号を表示させる形で行われました。免許の学科試験と同様ですね。いやぁ怖かったですよ。自分の番号見るまでは。

 というわけでめでたく合格しました。詳しいことは聞けませんでしたが、おそらく合格点すれすれだったのではないかと思います。あとはいつもどおり、卒業式をして担当だった指導員にお礼を言い、学校を去りました。

 これで「大型特殊・牽引免許への道」は終了となります。もし書き漏れやなんかがあった時には追加するかもしれませんが、ひとまず書くことはもうないかなと思います。

 次は「中型免許への道」でお会いしましょう。ではまた。


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