旅券=パスポートなんで。そんな特別なことではないです。
先日、戸籍謄本をゲットしたという話はここに書きました。今日は、その戸籍謄本を旅券に変える申請をしに来ています。とりあえずパスポートセンターというところに来まして、申請書を書きました。今回は10年のを申請しますので、赤い申請書を使いました。
申請書については、記載台に例が詳しく書いてありましたからそれをなぞるだけで簡単に作成できました。本籍地の住所なんかは戸籍謄本を書写すればいいだけなので問題ないですし、緊急連絡先は父の携帯番号を写経すればよかったのでノープロブレムでした。
順調に書き進めている中、署名欄を書くとなったときのことです。小学5年の時の担任の言葉が鮮明に脳内再生されました。唐突に蘇ってきたので本当に驚きましたよ。それは、宿題のノートを返却するときの話でした。「自分も字が汚いから君たちに綺麗な字を書けとは言えない。しかし丁寧に書けるように練習をしておきなさい。」と言っていたのです。まぁ小学生相手ならよくある話ですよね。実際、私の字も暴れている方なので、毎年言われていた言葉を鬱陶しく思っていた節はありました。
しかし、このタイミングで思い出したのはそのあとの話なのです。それは、「君たちが将来、外国に行くときにはパスポートが必要になるんだけど、このパスポートだけはきっちりと楷書で書きなさい。外国人はまっすぐな線を書くのが非常に苦手だから、偽造されにくくなるんだよ。」という話でした。何の気なしに書こうと思っていた署名がすごく特別なものに感じられて、ペンを持っていた手が震え始めてしまいました。
結局、「いつもより少し丁寧」レベルの署名しかできなかったんですが、それでも自分としては満足しています。まさか21歳になって10歳の時の先生の雑談を思い出すとはね。
ここまでは申請窓口の待ち時間で書いた文です。ここからは申請終了後に書いています。
申請窓口では、新規の申請であること、本人が記入したこと、出国の予定がないこと、写真が6ヶ月以内に撮られたものであることの確認をされ、すんなり通りました。引換証をもらって、受け取りに必要な費用の説明をうけて、手続き終了となりました。逮捕歴があるとか前科があるとかいうわけではありませんが、思ったより早く終わったのでなんだか拍子抜けでした。
さて、今日の仕事はもうひとつあります。それは免許の申請です。それについてはまた次回。ではでは。