inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

漫画や小説なんかの名言について思うこと

 今日は久しぶりに意見をいう投稿です。題材は名言。それも、漫画とかで出てくる名言についての話です。

 名言まとめサイトとか、格言まとめとかあるじゃないですか。あれ、正直よくわからないんですよね。多くの人が共感する名言があることは認めます。それを多くの人に教えたいと思う気持ちも分かります。しかし、その言葉だけ抜き出して紹介したところで、なんか薄っぺらく感じませんか?心に響く言葉の後ろには、その言葉が心に響く場面設定というものがあるはずです。それをすっ飛ばして表面に現れた言葉だけを見ても中身が伴いません。そう感じるのは私だけなんでしょうか。

 例えとして、私が好きな『暗殺教室』の良い言葉を引っ張ってみましょう。「清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです」という言葉があります。複数の名言まとめサイトに記載されているので、一般的に認められている名言として扱います。パッと見て、「自分が置かれている状況にかかわらず、自分の行動次第でよい結果が得られる」というような意味だと分かりますね。では、これはどういった状態にある人に向かって発された言葉か分かりますか?この言葉だけでは分かりませんね。「ドブ川」にいる人を嘲った人を戒めるための言葉にも見えますし、「清流」で前に泳がない人に対して忠告する言葉にも見えます。

 お分かりいただけましたでしょうか。名言であるということしか考えなければ、その言葉の本当の意味を見失うことがあるんです。名言まとめサイトが役に立つ場面って、一言一句正しい言葉が必要なときくらいじゃないですか?つまり字面が必要な時くらいしか使わないんじゃないかって話です。ほかにあったら教えていただきたいです。

 さて、名言についてもうひとつ。心に残る言葉という意味では、ほかの人と違う部分が自分なりの名言となってもおかしくはないわけですよ。私の場合、アニメの方の『暗殺教室』のセリフ、「恥ずかしいですねぇ」が頭から離れません。福山さんの演技がすごいのもありますが、自分が言われている感じがして仕方なかったのを覚えています。まとめサイトに無いから名言でないとか、周囲の誰も言っていないから名言でないとか、そんなことはないんじゃないですかね。

 今日は、漫画なんかの名言についての私の意見を書いてみました。一応言っておきますが、このブログに名言とかを期待しないでくださいね。無理ですから。


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