~~~前回の続き~~~
さて、この話を聞いたときに頭に浮かんできた曲がある。それは、さだまさしさん作詞作曲の『まんまる』という曲だ。
この曲、どこで聞いたかは定かではないが、確か同じようなことを歌っていたのではなかっただろうかと思った。気になったのでネットで調べたら歌詞がちゃんと出てきたね。内容としてはちょいと違っていたかもしれない。しかし、「探しているうちは届かない」とか「そばに居る お前の中にある」とかの部分はそのままだなぁと感じたのだ。
この曲、聞いてみるとわかるが、メロディーラインもハーモニーも綺麗な曲である。「さだまさしの歌は暗い」というイメージがある人もいるだろう。これは珍しく明るい曲調だぞ。一度は聞いてみてほしい。YouTubeの公式チャンネルに上がっていたのでここに貼っておく。
さださんは様々なところでいろいろな紹介をされてきたと語っている。自身がコンサートで語っている話を抜粋する。さださんの友達の河合鎮徳さんが大山小学校香取分校の校長(主任)だったとき、さださんはその学校に行ったそうだ。その学校の朝礼で、河合さんがさださんを子供たちに紹介するとき、「先生はハゲではありません。この人は、ハゲです。」と紹介したらしい。かつては、フォーク界のプリンスと呼ばれた時期もあったそうだ。そんな中私が気になったのは、古舘さんに紹介されたときの言葉である。「歌う弘法大師」だそうだ。なるほど仏教に通じることを歌っているのは昔からなのだなと思った。そりゃ東大寺の落慶法要コンサートなんかをこなしている人だし、清水寺から深夜に生放送とかしてたもんね。
話を戻す。この『まんまる』という曲、メロディーは初めて聞いたときから好きだった。しかし、歌詞の意味がいまひとつピンときていなかったのだ。今回の住職の話を聞いて、今まであまり考えたことのなかった、「自分なりの解釈」を持つことができたと思う。幸せはつかむものじゃないんだな。
最後に、私のことについて少々注釈をいれておく。ここまで、浄土真宗の寺の住職の話を聞いて感じたことなんかを書いてきた。これは偶然、私の親戚がそこの檀家だったというだけであり、私自身が敬虔な仏教徒であるとか仏教の教えをすべて信じているとかいうわけではない。お経とか宗派とかについても、中学の社会科で習った程度の知識しかない。ここまで書いたことが間違っていたり、私が誤った解釈をしたりしている可能性は十分にある。何か見つけたら遠慮なく指摘してね。ただ、意見には個人差があることをお忘れなきよう。
また面白い体験とかがあれば書いていこうと思ってます。長くなったけど読んでくれてありがとう。ではまた。