inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

昨夜のできごと ~セノハチ運転取り止め~ 3

※「昨夜」とは2023/11/6(月)の夜です。投稿日の前夜じゃないからね。

~~~前回の続き~~~

 これまでは実際私の身に起こったことを時系列で書いてきた。ここからは感想とかをつらつらと書いていく。

 まず、JR西日本を責めたいわけではないことは述べておく。鉄道に限らず、人命にかかわることは安全が最優先である。車輪が空転して立ち往生した場合などは運転を見合わせるということは必要な措置だったと思う。しかし、代替手段の提示やスムーズな情報発信をしてほしかったという思いがどうしてもぬぐえない。先述のとおりであるが、私は今回のできごとに巻き込まれた中で、複数の選択肢の中から最善のものを選ばなければいけなかった。私は情報収集をしたために選択肢が増えたが、うまく情報が集められない人もいるだろう。また、運転再開に賭けて待っていた人もいるのではないだろうか。もちろん最終的な判断は自己責任であるが、少ない選択肢のなかから選ぶよりは選択肢が多いほうがよいだろう。通常運転のときの快適性や利便性を追求してくれているのはありがたいが、非常事態にも必要な情報を必要に応じて受信できる仕組みがほしいと思った。

 さらに、Google mapについても思ったことがある。検索時の運転見合わせを翌日以降の検索結果に反映させないでほしい。これは、最悪のケースだった延泊を選択した場合の出発・到着時刻を調べたいと思ったときにかなり不便であった。もちろん、災害などで当面の間運休することが決まっている場合は除く。検索結果の下のほうに表示されないことはなかったが、かなりわかりづらい状態になっていた。ただ、これに関しては私にも非がある。ほかのサービスを使わなかったことだ。Google mapに頼りすぎていたことは素直に反省したい。

 山陽本線は、山陽地方の各都市を鉄道で結んでいるだけでなく、東日本から九州へ貨物鉄道が通る唯一の鉄路である。数年前の豪雨で糸崎駅周辺が浸水したときも物流や人の往来に多くの影響が出たはずだ。特に、今回ストップしたセノハチと呼ばれる区間を含む三原~海田市区間は山の中を通るために線形がよくなく、車両や制限速度にも工夫がなされているそうだ。現に、セノハチ区間では貨物列車の前後に動力車をつけているし、制限速度はかなり抑えられている。トラブルを防いだり自然災害による被害を減らしたりする努力は当然なされているとは思うが、より一層強化してもらいたいと思った。

 今回のことで、平常時は当たり前のように通常通り運行していることがありえないほど素晴らしいことであると改めて気づいた。そりゃ外国からの観光客は驚くはずだよね。

 3回にわたって、セノハチにおける車輪空転の影響で山陽本線(西条~瀬野)の運転取り止めに巻き込まれた体験を書いてきた。私は体力を奪われながらも概ね予定通りの移動ができたのでまぁいいかという程度だが、帰宅困難になった人はたくさんいたんだよなぁ。駅員さんも無線聞きながら客の対応をして…といった感じでてんやわんやしてましたし。いろんな立場の人がいろんな気持ちを抱いたと思うが、これを読んだあなたはどのような感想を抱いただろうか。ぜひコメントなどでお聞かせ願いたい。

 なんやかんやと書いてきたが、そもそも旅は好きなのである。旅には大抵トラブルがつきものなので、またどこかに行って何かに巻き込まれたらこのブログに書くつもりである。また読んでね。ではでは。


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