inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

昨夜のできごと ~セノハチ運転取り止め~ 2

※「昨夜」とは2023/11/6(月)の夜です。投稿日の前夜じゃないからね。

~~~前回の続き~~~

 タクシー乗り場にも人は多かった。しかしタクシーは少なかった。タクシープールに空車で入ってきて、目の前で煽るように営業を終える車もいた。30分くらい待っただろうか。後ろに並んでいた人と乗り合いで東広島駅へ向かった。

 さて、JRの乗車区間が変わる。きっぷの変更をしなければならない。しかし東広島駅にはみどりの窓口がなかった。みどりの券売機っぽいものはあったのだが。オペレータを呼び出したら15分待ち。早くしてくれよと思いながら待っていると、駅員さんが声をかけてくれた。状況を説明すると、「次の電車に乗りますか?」と聞かれた。どういうことかと思って見た電光掲示板には、2分後に発車する電車の表示があったのである。その下には一時間後の電車が書かれていた。
「なるべく早く帰りたいです!」
「じゃあ新幹線を降りる駅で駅員に声をかけてください!」
「わかりました!ありがとうございます!」
階段をダッシュして滑り込むと、ドアが閉まる30秒くらい前だった。あのとき駅員さんが声をかけてくれなければ一時間待ちだったのである。ありがたやありがたや。

 東広島には基本的に各駅停車のこだましか停まらない。私が乗ったこだまは一応博多ゆきであったが、これでは冗談じゃないほどの時間がかかる。九州方面への速達列車に乗るには、広島で乗り換えるのが便利である。東広島から10分少々で到着した広島でいったん降りて電光掲示板を見て驚いた。私が乗ったこだまの8分後に広島を出発するみずほがあったのだが、これが鹿児島中央まで行く最終の便だったのだ。停車駅は小倉・博多・熊本・鹿児島中央だったが、これだけあれば大丈夫である。つまり、もし西条駅で判断が遅れてタクシー待ちの列に並び遅れていたら、もしタクシーが来るのが遅かったら、もし東広島駅までの道が渋滞していたら、もしあの駅員さんが声をかけてくれなかったら、博多までしか行けなかったのだ。一時間待ちどころの話ではなくなるところだった。

 新幹線みずほを降りた私は駅の有人改札へ向かった。ここで状況を説明せねばならない。「西条から広島まで山陽線で出てから新幹線にのる予定できっぷを買っていたんですけど、山陽線が運転を取り止めたので仕方なく山陽新幹線東広島駅までタクシーで行って、そこから乗りました。」このセリフ、数回しゃべったから覚えてしまった。演劇じゃないっつーの。

 きっぷの扱いに関して書いておく。西条と東広島は同一の駅とみなすから乗車券は変更なし。必要なのは東広島~広島の特急券(ただし差額分だけ)であった。

 結局、タクシー代と追加の特急券代の合わせて数千円を払う羽目になったが、無事に目的地にたどり着くことができた。予定ではもっと早く着く予定だったのにねぇと思いながらやり残していたタスクをこなして寝た。

~~~つづく~~~


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