inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

新年度なのでちょっと真面目な話2024

 普段は適当に書いているブログですから、エイプリルフールくらいは真面目な内容にしないと釣り合いが取れません。

 昨日のことですが、日本テレビ系列の「笑点」という番組から林家木久扇さんが卒業されました。出演する最後の放送回ということで、30分間の放送時間すべて大喜利という構成でした。私が驚いたのは、木久扇さんが思ったより元気だったということです。普段の大喜利と変わらない声のトーンで、普段の大喜利と変わらない答えも出しながら、普段の大喜利をしているような雰囲気でした。放送の最後まで笑顔でいらっしゃったので、木久扇さんらしい締めくくり方だと感動しました。

 その木久扇さん、現在86歳だそうです。卒業を決意した理由のひとつに、「若手にバトンタッチをするため」というのを挙げられていました。落語の世界は厳しい世界だと思います。一人前と呼ばれるようになるまでに数十年かかる芸ですから。そこで年長だからと威張らず、若い人に継いでほしいと考えられた木久扇さんは、本当に視野の広い人だと思います。また、自分が元気なうちに卒業し、「笑点」という番組にしんみりとした空気を作りたくないという考え方も素晴らしいものだと思います。

 そういえば、とある85歳の国会議員が、次の衆院選に出馬しないという発表をした会見で記者に「馬鹿野郎」と発言したそうですね。たしか、「不出馬を決めた要因には年齢も関係するのか」という質問に対して「年齢の制限があるか?お前もその歳来るんだよ。馬鹿野郎」と発言したんでしたね。動画で見ましたけど、呆れてものが言えんとはこのことかと。同じ日本で同じ年月暮らしていても、こうも違う人間ができあがるのかと驚愕でした。

 私は子供のころ、どんな大人になりたいのかという問いに対して何も想像がつかなかったのを覚えています。逆に、今の私を子供の私が見たらどう思うかという想像もできません。しかし、最近になってようやく、こんな大人になりたいという人物像が見えてきました。言葉にすると「身の程を弁えた正直で謙虚な人」になるでしょうか。少し違う気もしますが、大枠は間違っていないと思います。いろいろな大人と接する中で、自分の理想が見えてきたというのは喜ばしいことではないでしょうか。

 さて、今日から大学4年生です。具体的な目標なんかはおいおい考えるとして、とりあえず新学期の準備を進めておこうと思います。1年後、今と比べて少しでも理想に近づいたと思えるようにしたいですな。


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