inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

高校に入るということは、人生の選択肢を狭めるということ

 タイトルのようなことを、高校に入るころに考えていました。今日は、そんな考えが正しいのか、高校入学から6年経った今の考察を書きます。

 まず結論から申し上げますと、間違ってはいないと今でも思っています。6年間、様々な選択を迫られてきましたが、その度にこれが間違っていないことを痛感していました。

 高校に入るタイミングで、いわゆる職業科に行った友達が多くいました。職業科という言い方が正しいのかは分かりませんが、農業高校、工業高校、商業高校などの普通科総合学科以外の道に進んだ友達が少なからずいたのです。彼らの大半は、高校を卒業するタイミングで就職しました。そんな事実を目の当たりにして、私は「進路選択は自分の選択肢を少なくする行為である」と思いました。当然、例外はいくらでもあると思いますが、商業高校に行った人が医師になったり、工業高校に行った人が弁護士になったりする可能性は限りなく低く思えたのです。

 高校に入学してからも考えは変わりませんでした。私が入学した高校では、2年に進級するときに文理選択がありました。大抵の場合、医師になりたい人は理系に、弁護士になりたい人は文系に進むわけです。当然、例外はいくらでもあると思いますが、文系に行った人が医師になったり、理系に行った人が弁護士になったりする可能性は限りなく低く思えたのです。

 大学を決めるときも同様です。医師になりたい人は医学部に進まなくてはいけませんし、教職に就きたい人は教職課程のある学部に進む必要があります。それ以外では医師や教師にはなれないからです。そこに進まなかったということは、それらの資格を得るという選択肢を潰したわけです。ま、大学なんぞ何回入ってもいいですから、完全に消えたわけではないですけども。

 中学までは義務教育ですから、日本国民は全員が同じことを学びます。それまでの勉強は自分の可能性を広げるものです。そこでの勉強は、すればするほど選択肢が増えていきます。しかし、高校以降、特に大学以降の勉強は専門性が高くなります。どこを専門にするかという選択は、自分の選択肢の中でいくつかを選びいくつかを捨てるという行為です。残酷ですね。

 ま、そんなところです。とりあえず書きたかったことは書いたと思います。

 昨日今日と、進路の話を書いてきました。なぜかと申しますと、研究室配属の希望調査の締め切りがあったからです。かなり悩んでいたのでここで吐き出しました。そこそこすっきりしました。やっぱり言語化って大事ですね。お付き合いいただき有難うございました。来週以降はマシなブログに戻ると思います。春休み残りの二週間、なにしようかねぇ。


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