inada_haruaki’s blog

愛媛出身21歳大学生が綴る挑戦とつぶやきのブログ。

四国新幹線について思うこと

 春休みに入って一発目の投稿は、私の地元である愛媛県に大きくかかわる話題について書きます。

※あくまで個人の意見です。意見には個人差があります。

 四国新幹線は、大阪から徳島・高松・松山を経由して大分に至る路線や岡山から高知を結ぶ路線なんかが案として出されているようです。最近では北海道新幹線や西九州新幹線が開通したことによって、新幹線空白地帯と呼ばれる四国にも新幹線をという声があるようです。

 私は、四国新幹線には真っ向から反対の立場をとっています。理由がいくつかあります。

 まず、新幹線は人を移動させるためのものですよね。誰が乗るんですか。現状、四国以外の人間は基本的に山陽新幹線を使いますから四国を通る必要はありませんね。四国の人間は在来線もしくは高速道路で移動しているわけです。北海道新幹線については、大都市である札幌までの延伸計画があるので人の移動が便利になるという主張もまだ理解できますが、四国にそんな大都市はないんです。新幹線を作ってまで輸送するような人数が存在するとは到底思えませんね。

 今、四国を走る列車には多くの高校生や通勤客が乗っています。私も高校生の時は3年間JRで通学していました。新幹線を通すということは、その沿線に住む人間が移動するときに今より多くの費用がかかるようになるということなんですね。よそから来る人にとっては便利になるかもしれませんが、地域住民に関しては不便になる気がしてなりません。

 政治的に上位の立場にある人の動向なんかを見ていますと、どうも四国新幹線を通したいとか言っているようですね。つまり過疎化が進む田舎は切り捨てて中規模の都市を大都市にしようと言っているということですかね。四国の魅力を潰すつもりかと問いたいくらいなんです。たとえば道後温泉という温泉がありますね。日本最古といわれている温泉らしいんですが、四国の中ではそこそこの観光地です。岡山からは電車で3時間くらいかかる場所にあるんですが、その3時間を耐え抜いてたどり着いたからこその温泉の気持ち良さがあると私は信じています。観光地には、利便性よりも大事なものがあるはずです。

 愛知県岡崎市を見ればなんとなく分かっていただけますかね。あそこって新幹線止まらないんです。最寄りは三河安城ですが、こだましか止まりません。そんな場所でも魅力がきちんと伝われば観光地として成立するということが証明されたじゃないですか。四国だってやってやれないことはないはずですよ。

 ご意見・ご感想・ご質問などあればコメントかツイッターのリプライにでも送ってください。投稿内容のリクエストも受け付けます。それではまた。

※あくまで個人の意見です。意見には個人差があります。


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