進路を真剣に悩む時期が来たということですね。
最近は日本人の博士が減っているという話をよく聞きます。そりゃそうです。お金かかりますもん。学会関連の費用は学校負担だといっても、食事代とかは自腹ですし、なにより学費がかかります。博士課程を順当に修了したらその時点ですでに27歳。いくら親が金持ちでも、子供の面倒を27まで見続けるというのは並大抵のことではないでしょう。さらに、そこから新卒で雇ってくださいといって快く首を縦に振る企業がどれだけありますかという話です。つまり、今の日本の状況というのは、博士課程に進学するメリットよりもコストの方が大きいと感じるような状態であるということなんですよね。
周囲からは「やめとけ」との声が多いんです。特に私の研究室の博士課程の先輩は、博士課程に来るくらいなら就職した方が遥かにマシということをよく言っています。それもそのはず、見ているだけでも大変そうですもん。「お金も時間もありませんよ。」と遠い目で言われた時には本気でやめようと思ったくらいでした。
ただ、私の考えとして、今後数十年のうちに、少なくとも私が働いているうちには、博士卒が当たり前の時代が来るのではないかと思っています。さらに、社会人をしながら博士の取得を目指す、いわゆる「社会人博士」をやってかなりしんどい目にあった人を数人見てしまいました。それを考えたら、親に多少の負担をさせてでも、今のうちに博士課程を修了しておいたほうがいいのではと思ってしまうんですよね。
ひとつ明らかなことは、どちらに進んでもそこそこの茨の道であることには変わりがないということなんです。就職したとしても博士に行ったとしてもその先の未来なんか見えませんし、人生設計なんてあったもんじゃありませんからね。ただ、博士に行くとすると少なくともあと4年半はしんどい時期が続くということが確定します。就職だとそこまでしんどいわけではないらしいんですけどね。だから、比較すると博士課程の方がしんどいということになるようです。「若い時の苦労は買ってでもせよ」といいますが、どこまで買っていいものか悩みますねぇ。
しばらくのんびりしていたんですが、どうやら既に就職エントリーが始まっている会社があるようです。これはまずいということにようやく気付きましてね。どちらにせよ就活はするべきですから、とりあえず始めておかないといけないようです。悩みは尽きませんが、何を決めるにしても悔いの残らないよう精いっぱい考えようと思います。ではでは。